ここ20年の間に小学生の文房具が大きな変化を遂げました。
今、中3の息子が小学校入学時、
僕は彼の筆箱を見て驚きました。
2B鉛筆がズラッと並んでいたんです。
「どんだけ絵を描くんだよ~~~っ!」
って思いました。
2Bと言えば、僕らの時代は絵を描く鉛筆でした。
美術部員だけが必携している鉛筆。
手刀(小指の延長上の縁部分)を真っ黒にしながら描くあの鉛筆。
文科省は特に指定していないらしく、
どうやら教育委員会や各小学校の意向で、
近年、2B鉛筆が主流になっているようです。
子ども達の筆圧の低下に起因しているらしいのですが、
果たして本当にそうなのでしょうか?
読書感想文講座でも、
多くの子ども達が、この2B地獄に苦しんでいます。
特に中学年以前の子供にとっては、
文字を書くこと自体が、かなりの重労働なのです。
そこで間違った部分に消しゴムをかける。
2Bは簡単に消えません。
消すのも重労働です。
消えれば良いです。消せればまだ良いです。
紙に擦れた鉛筆が原稿用紙一面に広がる。
原稿用紙は黒くなり、頭は真っ白になる。
それを消そうと、力を入れて擦って、紙が破ける。
もうこんな鉛筆地獄から抜けましょう。
HBを使いましょう。
せめて夏休みの読書感想文の下書きだけでもHBを使いましょう。
そして下敷きを敷きましょう。
筆圧、低めで書きましょう。
サラサラ書き進められます。
殊に頭の回転の速い子にはお薦めです。
2Bの粘性だと頭の回転に追い付けません。
サラサラ書いて、サクサク消せる。
執筆者の魔法の筆記具、HBを使いましょう。
小学校では禁止していますが、
圧倒的にシャーペンが良いです。