フジテレビ『セブンルール』
こだわる人間のこだわりを紹介する番組。
7月2日の回。
映画監督の山戸結希監督が紹介された。
1>「よーいスタート」は小声で
2>役者の髪に神経を注ぐ
3>物語の解釈は観客に任せる
4>「生きている」場所で撮影する
5>年下の女性には優しくする
6>本屋では本のタイトルを見る
7>田舎の女の子の気持ちを忘れない
僕も演出家として、「なるほど!」とか「そこまで!?」とか思いながら拝見しました。
ただ、一流の人間は、深くこだわるものなんだなぁ。と感心、感心。
その中でも唸ったのが
5>年下の女性には優しくする
これは単に年下女性という意味ではなく、
後進の女性監督に優しくするという意味。
僕らは仕事がその辺にゴロゴロ転がっているわけではないし、
気楽に足を運ぶ顧客の絶対数が多くない。
だから絶対的にライバルは少ない方が仕事がし易いのだ。
ところが彼女は、ライバルの育成に熱心だ。
ライバルの少ない所でトップに立つ人間と、
100人のライバルの中でトップに立つ人間とでは、
100人のライバルの中に居る方が、より遠くへ行けると思うんですよね。
カッコイイ!
カッコイイ!カッコイイ!!カッコイイ!!!
若い頃の僕は『戦う人間』でした。
複数劇団でのオムニバス公演では、
「(劇団を)潰せ!(顧客を)奪え!」なんて言ってました。
やり手の若手演出家を見ては、
「摘むぞ、若い芽!」
まぁ、丸々本気ではないけど、そこそこ本気の言葉でした。
今思うと、「小せ~な~。」です。
そんな僕も、
やり手の部下の成果を自分の成果にしてしまう管理職。
部下の業績を妬んで潰しにかかる上司。
そんな話を耳にすると、醜いなぁ。と思ってしまいます。
マインドは一緒なのにね。
自分の醜さには気付きにくいんですね。
で、実際にはライバルは必要です。
分かり易い例としては、コンビニの乱立。
何も無い所に建てば売れます。ライバルがゼロだから。
これは都内に演出家が僕一人だったら、仕事は全て僕の物です。
でも、これ、夢の中の出来事ですね。現実的じゃないよね。
逆に、知名度の無い仕事として、仕事が無くなる危険性もある。
コンビニなら、島に1つなら、独占ですね。
もし、見込み顧客がそこに多く居るなら、
2店舗目を離して建てるより、近くに建てた方が良い。
お客さんは、双方を比べて、ジャンル別に選ぶ。
ジューシーチキンが好きならファミマ。
カラッとしているのが好きならローソン。
チキンに興味がないならセブンイレブンのアイス。
ライバルは居た方が盛り上がる。
自分の特性さえ、分かっていれば、ライバルは敵ではない。
ゴルフで永年のスランプを脱したタイガー・ウッズさん。
彼は此処で勝負が決まる!という瞬間、
心の中で相手に向かって「頑張れ!」
と願うらしいです。
凡人は、「ミスれ!」と思う。
相手がミスったら自分が勝てるのだから。
だが彼は、ライバルの成功を願う。
強い相手に勝った自分の勝利は価値があるから。
しょうもないミスをする相手に勝ったところで、
そんな勝利には意味が無いと思うらしいです。
強いなぁ。
と思います。
価値のある勝利です。
価値ある勝利にはライバルが必要です。
島で一件のコンビニは、
島の人にはとても重要で、
有り難い存在で、生命や文化的生活の要でしょう。
でも島民が100人の島では(そんな島はないよね。)
どれだけ売り上げても、たかが知れている。
数字の世界では在っても無くてもいい存在。
あくまでも数字の上の話ね。
まあ、そんな島ではライバルが居たら食い合いですね。
でもね、そんな食い合う状況なんて決して多くない。
だったらライバルは多い方が面白い。
頑張らないと勝てない。
でもその中で頑張ったら、絶対に遠くへ行ける。
安定も安泰も無い。
きっと不安なんだろうな。
でもその不安に打ち勝つのも面白い。
相手を蹴落とすのは簡単だ。
でも、共に向上出来るライバルは、
人生を向上させてくれる。
自分をほどほどの存在では終わらせられなくなる。
今年の5月に行われた『サムライ講演会』。
30名弱が全国からエントリーされ、
決勝に勝ち進んだのがファイナリスト7名。
『7人のサムライ』
都合が合わないメンバーが1人だけ居たのは残念だった。
更に上京出来ずにZOOMでの参加者も1名。
これもちょっと可哀相だった。
本人は、この可哀相に気付いているだろうか?
先ず、一人一人、コンテストで喋る内容を100%そのまま語る。
完全ネタばらしするのだ。
そして、他のメンバーが、
「これ、どういう意味?伝わりにくいなぁ。」
「ここはこう言う言い方の方が良いんじゃない?」
「そもそも、これってどうなの?」
「この時に、どう感じたの?」
どんどん敵に塩を贈りまくる。
本気で塩を贈る。
最初は控えてるけど、控えてちゃ駄目だ!という気持ちになる。
結果的にライバルを高める1日。
その後のコンテスト本番までが地獄だ。
相手は明らかに向上している。
その向上具合は見えない。
僕も全力のアドバイスをした。
僕も貰ったアドバイスを取り入れ成長しなくてはならない。
そしてアドバイスを超えた新しいコンセプト、シナリオ、演出を仕掛けなくてはならない。
ライバルが居なければ、
思い付かない、決して出来なかった講演が出来ました。
そして、そしてグランプリを頂きました。
ライバルの存在は見付けたいですね。
蹴落とさず、レベルアップに手を貸そう!