毎年、夏休みになると読書感想文講座をさせて頂いてます。
予め本を読んで来て頂くのですが、
よく頂く質問に、

「どんな本を読ませたらいいでしょうか?」

というのがあります。

もしお子さんがサッカー少年なら、
サッカー選手の書いた本がいいです。
あるいはサッカー選手のことを書いた本。
サッカーチームを描いた本。

趣味やスポーツ。興味のあることに繋がる本をお薦めします。
楽しく読めます。
気付きが多いです。
人生の変化が起きやすいです。

特に小学校5年生でしたら尚更です。
小学校5年生の時に強力なインパクトで出会ったものは、
その後の人生に影響を与えると言われています。

科学的根拠はないのですが、
「分かる、分かる!」って言う人が結構いらっしゃいます。

数年前。
『読書感想文講座』に参加したにも関わらず、
全然書かない小5男児がいました。

読書感想文は今まで書いたことが無かったそうです。
他の宿題はやっても、感想文はやらない。

実は彼、少年野球をやっている根っからの野球少年。
読書感想文は本も読まなければならないし、
考えて、考えて、考えて、延々書き続けなければならない。
少しでも多く、素振りをしたい。
だから感想文なんかやっている時間なんか無い!と。

「え?本とか読まないの?」
「読まない。」
「野球好きなのに、イチローの本とか読まないの?」
「イチローの本?????」

イチローが書いた本もあるし、
イチローについて書いた本は山ほどある。

そう教えたら、その本が読みたい!
そう言ってお母さんと書店へ向かったのです。

そして3冊も買って、それから毎日、読書三昧だったそうです。
それから暫くして、
「感想文が書きたいので教えて下さい。」
と連絡がありました。

彼はとても素敵な感想文を書き上げ、
なんと、板橋区のコンクールで賞状を獲得しました。

まさに小5の出会いです。
彼はイチローに出会ったんですね。
そして本にも出会った。
そして僕に出会った……なんちゃって。

彼がこのまま野球選手になるかどうかは神のみぞ知るのですが、
この3つの出会いは、
彼の今後の人生の分岐点で、何らかの影響を及ぼすかも知れませんね。

さて、どんな本を読んだらいいのかに、
話を戻しますね。

もし、お子さんが小3なら、小3の子が主人公の物語。
転校の経験があるなら、転校生の出て来る話。

つまり、物語の中の登場人物と、
自分との共通点がある作品です。
とても感情移入しやすいですし、
自分と登場人物を比較するのも面白いです。

普段、読書習慣のない子は、
文字が大きい!
という選択基準で図鑑だろうが、絵本だろうが、
先ずは本に触れるんだ!という気持ちを大切にしましょう。

実際、僕の講座でも小6なのに絵本。
という指導者としては歯ぎしりしたくなることが、
時折あります。

そして、そして最も重要な本選びの基準を発表します!

これを間違うと、大変です。
お子さんは感想文が書けなくなります。

それは、

親御さんが、中身を知らない本!
これ、いい感想文を書く、絶対条件です。

是非、本を選びに本屋へGO!

やはり本は、本屋で選びたいです。
図書館でもいいですね。
実物を目の前に探しましょう。

ネットじゃなくてね。

本屋で本を探すことが当たり前になると、
本から好かれるようになります。
そうすると、背表紙のタイトルを読むとはなしに、
ぼんやり眺めながら歩いていると、
必要な本がバーン!と目に飛び込んで来ます。

必要な本に呼ばれるという現象が起こります。

余談ですが、
脚本家として、作品を書く時、
ネットで資料となる本を探すと、
度の本も帯に短し、タスキに流しで、
何だかんだで10冊くらい買ってしまうのですが、
本屋に行くと、呼ばれた3冊でバッチリ欲しい情報が手に入ったりします。
不思議ですね。

夏休みの貴重な時間を使って、
本を読み、感想文を書くのです。

素敵な本を選びたいですね。

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